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梵鐘[ぼんしょう]笠松町
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 羽島郡笠松町無動寺 |
所有者 | 光得寺 |
指定年月日 | 昭和40年6月15日 |
竜頭高さ19.5cm、笠形の高さ5.0cmで、中世の笠形の平均値である。口径58.0cm、総身高さ97.5cmである。
乳は高く1区4段4列、池の間1区に銘文が陰刻されている。
この梵鐘は文明7年(1475)各務郡長塚手力神社の鐘として鋳造されたが、大永5年(1525)尾州春日井郡の高田寺に移され、天正14年(1586)には尾州愛知郡那古野の万松寺に転じ、明治9年(1876)に美濃羽栗の光得寺に移されたと銘文に記されている。
音色が頗るよく、人々に親しまれている。