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諏訪神社の狛犬[すわじんじゃのこまいぬ]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 下呂市小坂町大島 |
所有者 | 諏訪神社 |
指定年月日 | 昭和47年6月16日 |
左:吽形[うんぎょう]右:阿形[あぎょう]
- 檜材
- 像高両像共に42.0cm
この諏訪神社の狛犬は、リアルを主体とした作風であるが、装飾的要素も加わり、髯をはじめ、各所に様式化されたところがある。彩色の美しい狛犬であったと思われるが、現在はほとんど剥落して、胡粉が全身に渡ってわずかに残っている。向かって左側の吽形に胡粉が多く残り、下塗の砥の粉(褐色)も残っている。両像共に細部は精巧な彫りで、牙歯がこまかく揃っている。全体としての保存状態は良い。
しかし、寄木の継目や木地が露出している。この狛犬は室町時代の作と考えられる。