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木造役行者坐像[もくぞうえんのぎょうじゃざぞう]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 中津川市坂下 |
所有者 | 蔵田寺 |
指定年月日 | 昭和40年9月7日 |
- 檜材寄木造玉眼
- 像高:100.0cm
蔵田寺の役行者は特異な風貌で、怪異で凄味があり、役行者の烈しい風格をよく表している。膝下までおおう袈裟を著け高下駄をはいている。役行者は小角[おずね]と言い後に光格天皇から、神変大菩薩という諡号[しごう]を賜っている。舒明天皇の6年(634)に大和国葛城郡茅原に生まれ、17才で葛城山に入り19才で大峯山に入山修業、25才箕面山で龍樹菩薩の霊感に接し修験道の秘法をさとり、諸国の霊山を開いて堂宇を建立、仏や神を祀って庶民を教化し、道路や橋を造り農耕植林薬餌等について指導し、宗教と文化に尽し68才で歿したと伝えられている。修験道は天台や、真言より古い時代といわれるが、後の天台、真言の教理の立て方が修験道と相通ずるものがあるというので、各高像たちが、役行者を慕って入峯するものが多くなったという。