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オオイチモンジ_20480
オオイチモンジ | LimenitispopulijezoensisMatsumura | 準絶滅危惧 |
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(環境省:絶滅危惧II類) | チョウ目タテハチョウ科 |
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選定理由 | 分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 | |
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形態の特徴 | 翅を広げた大きさ70mm前後の蝶。翅の色は黒褐色で青色の光沢をもち白い帯状の斑紋がある。 | |
生息環境 | 山地帯〜亜高山帯の渓流沿いに生息。 | |
生態 | 成虫は6月下旬〜7月中旬に出現し、高木の梢(こずえ)上を滑空するように飛んでいる。花で吸蜜することは少なく、樹液や鳥獣類の排泄物に集まる。また河原や水たまりなどで吸水する。幼虫の食草はヤマナラシ、ドロノキなど。幼虫で越冬する。 | |
分布状況 | 北海道、本州に分布。国外ではヨーロッパからロシア極東地域に広く分布。県内では飛騨地方の上宝村、丹生川村、高根村などに確認記録がある。 | |
減少要因 | 河川上流部におけるドロノキ林など河畔林の減少。 | |
保全対策 | ドロノキ林、ヤマナラシ林の保全・創出に配慮が望まれる。 | |
特記事項 |