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ヒゲナガカミキリ
ヒゲナガカミキリ | MonochamusgrandisWaterhouse | 準絶滅危惧 |
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コウチュウ目カミキリムシ科 |
選定理由 | 分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 | |
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形態の特徴 | 体長26〜44mmの甲虫。雄には100mm前後になる長い触角がある。また、前足が他の足よりも長い。体の色は黒色。 | |
生息環境 | 山地帯〜亜高山帯下部の針葉樹林に生息する。 | |
生態 | 成虫は6〜9月に出現する。夜行性で夕方ぐらいからモミ、ツガなどの倒木に集まる。幼虫はモミ、ウラジロモミ、トウヒなど針葉樹の倒木や枯損木に穿孔(せんこう)して生活する。成虫になるまで数年を要する。 | |
分布状況 | 北海道、本州、四国、九州に分布。県内では飛騨地方の高山市、丹生川村、高根村、小坂町、萩原町に確認記録がある。 | |
減少要因 | 本種の生息している森林の大規模な伐採などによる環境悪化。 | |
保全対策 | 本種の生息している森林の保全。特に大規模な伐採はやめる。 | |
特記事項 |