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タニグチコブヤハズカミキリ_20457
タニグチコブヤハズカミキリ | Mesechthistatustaniguchii(Seki) | 準絶滅危惧 |
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コウチュウ目カミキリムシ科 |
選定理由 | 分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 | |
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形態の特徴 | 全長11〜18mm前後の甲虫。体は全体茶褐色で翅の中央後方に横長の黒斑がある。翅の先端は鋭くとがる。 | |
生息環境 | 山地帯の落葉広葉樹林〜亜高山帯山地の針葉樹林に生息。 | |
生態 | 成虫は9月に出現し各種広葉樹の葉などを食べる。成虫で越冬し、翌年産卵する。幼虫は針葉樹の朽ち木を食べているようであるが詳しいことはわかっていない。 | |
分布状況 | 日本固有種。本州の中部地方に分布。県内では飛騨地方の高根村、小坂町、美濃地方の中津川市などに確認記録がある。 | |
減少要因 | 本種の生息している森林の大規模な伐採などによる環境悪化。 | |
保全対策 | 本種の生息している森林の保全。特に大規模な伐採はやめる。 | |
特記事項 | かつて中津川市の恵那山麓および小坂町の御嶽山麓ではよく見られたが、最近ではほとんど見られなくなった。 |