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クロカタビロオサムシ
クロカタビロオサムシ | Calosomamaximowiczi(Morawitz) | 準絶滅危惧 |
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コウチュウ目オサムシ科 |
選定理由 | 分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 | |
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形態の特徴 | 体長23〜31mmの甲虫。体の色は黒色で光沢があり、翅の側縁部は緑色を帯びている。 | |
生息環境 | 丘陵帯〜山地帯に生息しているが、ブナなど山地帯の落葉広葉樹林に多い。 | |
生態 | 樹上性の昆虫で小動物などを食べて生活している。ガ類のブナアオシャチホコの幼虫の捕食者として知られているが、詳しい生態は不明。 | |
分布状況 | 北海道、本州、四国、九州に分布。国外では朝鮮半島、中国、台湾、シベリア東部に分布。県内では飛騨地方の荘川村、美濃地方の八幡町に確認記録がある。 | |
減少要因 | ブナなど落葉広葉樹林の減少。本種の生息環境は小動物の多い落葉広葉樹林であるが、このような自然性の高い樹林の減少。 | |
保全対策 | 自然性の高い樹林は可能な限り保全するよう配慮が望まれる。 | |
特記事項 |