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カワラハンミョウ_20445
カワラハンミョウ | CicindelalaetescriptaMotschulsky | 準絶滅危惧 |
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(環境省:絶滅危惧II類) | コウチュウ目ハンミョウ科 |
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選定理由 | 分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 | |
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形態の特徴 | 体長15mm前後の甲虫。体は黒色がかった緑色。翅に黄白色の斑紋があり本種の特徴となっているが、この斑紋には変異が多い。 | |
生息環境 | 丘陵帯から山地帯の大きな河川下流部や沿岸地帯に生息。粒の細かい砂質の土壌を好む。 | |
生態 | 成虫は6月下旬〜8月中旬頃に出現する。詳しい生態は不明。 | |
分布状況 | 北海道、本州、四国、九州に分布。国外では朝鮮半島、中国、モンゴル、シベリア南東部、サハリンに分布。県内では美濃地方の羽島市、海津町などに確認記録がある。 | |
減少要因 | 生息環境となる砂質土壌地の減少。県内における生息地はもともと少ない。本種の生息環境は主として河川敷であるが、砂質土壌地の消失、河道の安定化による立地の草地化・樹林化などにより生息場が減少していると考えられる。 | |
保全対策 | 本種の生息する河川環境の保全・創出に配慮が望まれる。 | |
特記事項 |