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ヒョウモンモドキ_20395
ヒョウモンモドキ | MelitaeascotosiaButler | 絶滅危惧I類 |
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(環境省:絶滅危惧I類) | チョウ目タテハチョウ科 |
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選定理由 | 既知のすべての生息地で生息条件が著しく悪化しており、個体数が危機的水準まで減少している。 | |
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形態の特徴 | 翅を広げた大きさ50〜55mm前後の蝶。翅の色は黄褐色で豹紋(ひょうもん)模様がある。 | |
生息環境 | 主として湿性草原の周辺に好んで生息。ときに樹林内の開けた空間にある草地や休耕田でも発生。 | |
生態 | 成虫は6月上旬〜7月中旬に出現する。アザミ類、オカトラノオ、ヒメジョオンなどの花で吸蜜するほか、湿地で吸水することもある。幼虫の食草はキク科のアザミ類。 | |
分布状況 | 本州中部と中国地方に分布するが生息地は局地的である。国外では朝鮮半島、中国北東部に分布。県内では飛騨地方の朝日村、美濃地方の土岐市でそれぞれ30年以上前の確認記録があるのみである。 | |
減少要因 | 生息環境となる湿性草原の消失。 | |
保全対策 | 本種の生息する草原は極力現状のまま保全することが望ましい。 | |
特記事項 |