本文
キョウトギセル_20333
キョウトギセル | Mundiphaedusakyotoensis(Kuroda) | 準絶滅危惧 |
---|
(環境省:絶滅危惧II類) | マイマイ目キセルガイ科 |
---|
選定理由 | 分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 | |
---|---|---|
形態の特徴 | 殻の高さ約15mmの陸産巻貝。殻は細長く、色は白みがかった黄褐色。 | |
生息環境 | 森林性で林床の落葉下などに生息する。 | |
生態 | 冬季、自然性の高い広葉樹の倒木下、石灰岩の下などに見られることが多い。 | |
分布状況 | 京都府、滋賀県、三重県、福井県など近畿地方及び中部地方西部に分布。県内では根尾村、藤橋村、大垣市などで確認記録があり、分布域は美濃地方の西濃地域に限定する。 | |
減少要因 | 樹林の伐採などに伴う林床の乾燥化による生息環境の減少が考えられる。 | |
保全対策 | 樹林の伐採に際しては、残存林分の林床が乾燥化しないよう林縁植生の早期回復を図る。また、可能な限り伐採箇所が極小となるよう配慮が望まれる。 | |
特記事項 |