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ベニゴマオカタニシ_20326
ベニゴマオカタニシ | GeorissashikokuensisAmano | 準絶滅危惧 |
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オキナエビス目ゴマオカタニシ科 |
選定理由 | 分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 | |
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形態の特徴 | ごま粒位の大きさの非常に小さな陸産巻貝。殻の高さは約2mmで、色は赤紅色。 | |
生息環境 | 石灰岩地帯の沢筋や山腹斜面地で、石灰岩質の湿った礫(れき)の多い場所に生息する。 | |
生態 | 主として樹林や灌木(かんぼく)地帯の林床で生活する。冬季になると岩の下などに集まって越冬するため発見しやすい。 | |
分布状況 | 本州、四国、九州に分布。県内では美濃地方の大垣市、美山町、八幡町などで確認記録がある。 | |
減少要因 | 樹林の伐採などに伴う、林床の乾燥化などによる生息環境の悪化。 | |
保全対策 | 樹林の伐採に際しては、残存林分の林床が乾燥化しないよう林縁植生の早期回復を図る。また、可能な限り伐採箇所が極小となるよう配慮が望まれる。 | |
特記事項 | 模式産地は愛知県豊橋市の石巻山で、国内では愛知県・岐阜県以西に分布。本県は分布の北東限にあたる。 |