本文
木造円空作仏像群狛犬
木造円空作仏像群[もくぞうえんくうさくぶつぞうぐん]狛犬[こまいぬ]
分類 | 重要文化財 |
---|---|
指定別 | 県 |
所在地 | 関市洞戸奥洞戸宮下 |
所有者 | 高賀神社 |
指定年月日 | 昭和42年2月14日 |
- 一木造彫眼
- 像高左善女龍王:175.6cm中央十一面観音:221.2cm右善財童子:174.6cm
像高十一面観音:221.2cm虚空蔵菩薩:148.6cm善財童子2体:68.7cm174.6cmその他13躯:13.2cm〜175.6cm狛犬1対:95.0cm98.5cmその他2対:27.7cm〜31.0cm
17躯の円空仏がある。十一面観音、虚空蔵菩薩、善財童子像は像高も高く、共に断面は三角形をしていることから1本の木を縦に3分割したものと考えられる。いずれも素朴で大づかみな表現であるが、生命感が躍動している。
また、狛犬3対も指定を受け、その中で最大のものは、像高95.0cm、98.5cmの一対である。これは、1本の丸木を二つに割って造ったものである。狛犬は、元は大陸から入ってきたもので、伝統の流れがあるが、円空はこれを見きわめて、独自のものを創出している。