選定理由 |
分布域の一部において生育条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 |
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形態の特徴 |
高さ50cm程度になる水生の多年草。花は白色で水面につきでた茎に先に数個の花をつける。葉はやじり形で細長い。似た種類にオモダカがあるが、アギナシは葉腋に多くの小球茎があり、走出枝はない。 |
生育環境 |
丘陵帯から山地帯の水深の浅い池沼や湿地、水田に生育。 |
生活史 |
開花時期は7〜10月頃である。 |
分布状況 |
北海道、本州、四国、九州に分布。国外では朝鮮半島に分布。県内では飛騨地方の神岡町、清見村、久々野町、美濃地方の関市、御嵩町、海津町などで確認記録がある。 |
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減少要因 |
生育環境となる湿地や湿田の減少。本種の生育環境である丘陵地は、人間の生産活動の活発な場所でもあり改変により生育場が消失している。また、湿田は生産性を高めるため乾田化されたり、山間の湿田では長い間耕作が行われないまま放置されて乾燥したやぶ草地になるなどして減少している。 |
保全対策 |
丘陵部山間湿地の保全・創出に配慮が望まれる。 |
特記事項 |
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