選定理由 |
分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 |
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形態の特徴 |
体長13mm前後で体は黒色である。背景は細長で、背面には白と黄金光沢の毛が密生する。吻は太くて頑強である。 |
生息環境 |
本種は高山地帯のハイマツ林周辺に生息しているが、岩石が多く、草地がまばらなところに多い。 |
生態 |
詳しいことはわかっていない。石の下やハイマツの根元部から採集されている。また、モモの缶詰に集まったという報告もある。 |
分布状況 |
日本固有種。北海道と本州中部地方の高山地帯に生息する。県内では北アルプスの乗鞍岳、笠ヶ岳で確認記録がある。 |
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減少要因 |
採集記録が少なく生息状況や減少要因はよくわかっていないが、登山者の露岩地への踏み込みが一因であると考えられる。 |
保全対策 |
登山道から離れた草地や露岩地へ踏み込めないように柵を張るなどの整備する。 |
特記事項 |
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参考文献 |
原色日本甲虫図鑑(IV):保育社 |