選定理由 |
分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 |
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形態の特徴 |
体長7mm前後の甲虫である。上翅は明瞭な横皺をやや密に装い、脚は金属色である。 |
生息環境 |
主に丘陵地の山間部にある湿地に生息する。特にスゲ類やサヤヌカグサなどが繁茂する湿地の止水域に多い。 |
生態 |
幼虫はイネ科のサヤヌカグサ、カヤツリグサ科のスゲ類を食べて成長する。 |
分布状況 |
日本固有種。愛知県以西の本州、九州地方に分布する。県内では美濃地方の土岐市、瑞浪市、岐阜市に確認記録がある。 |
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減少要因 |
開発による湿地の消失や乾燥化による生息地の減少と湿地周辺を含めた生息地の環境悪化によると考えられる。 |
保全対策 |
本種の生息している湿地の保護およびその周辺環境を保全する。 |
特記事項 |
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参考文献 |
原色日本甲虫図鑑(IV):保育社 |