選定理由 |
分布域の一部において生育条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 |
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形態の特徴 |
高さ7〜15cm程度の多年草。花は黄色で長さ4mm程度。距がある。食虫植物で、地中茎に袋状の捕虫のうがあり微少動物を吸い込んで栄養分とする。葉はへら形で長さ6〜8mm。地中茎の所々から出る。 |
生育環境 |
丘陵帯から山地帯の湿地に生育。池沼の岸際に見られることもある。 |
生活史 |
開花時期は8〜10月頃である。 |
分布状況 |
本州、四国、九州、沖縄諸島に分布。国外では中国、台湾、インド、オーストラリアなどに分布。県内では飛騨地方の高山市の外、主として美濃地方の中・東部地域に確認記録がある。 |
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減少要因 |
生育環境となる湿地や湿田などの減少。本種の生育環境である丘陵地は、人間の生産活動の活発な場所でもあり改変により生育場が消失している。また、湿田は生産性を高めるため乾田化されたり、山間の湿田では長い間耕作が行われないまま放置されて乾燥したやぶ草地になるなどして減少している。 |
保全対策 |
湿地の保全・創出に配慮が望まれる。 |
特記事項 |
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