選定理由 |
分布域の一部において生育条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 |
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形態の特徴 |
高さ10〜25cm程度になる多年草。花は雄花と雌花があり、雄花には長さ5mm程度の雄しべが20個程度垂れ下がっている。雌花は小さくて目立たない。葉は5〜10mmの葉柄があり、長さ1〜3cm、幅5〜15mmでまばらに短い毛がある。 |
生育環境 |
丘陵帯の森林の林床に生育する。 |
生活史 |
開花時期は4〜5月頃である。 |
分布状況 |
日本固有種。関東地方以西の本州、四国、九州に分布。県内では美濃地方の根尾村、春日村で確認記録がある。 |
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減少要因 |
本種の分布域は、県内では美濃地方の丘陵帯山地に限定され、もともと生育立地が少ない。 |
保全対策 |
生育個体数は少なくはないが、個体の保全に配慮が望まれる。 |
特記事項 |
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