形態の特徴 |
高さが15cm前後の多年草。花は白色で花茎の先に2〜3個の花がつく。葉は長さ10cm前後、幅3mm程度。 |
生育環境 |
丘陵帯から山地帯の日当たりの良い草地や林縁に生育する。 |
生活史 |
開花時期は4月頃である。 |
分布状況 |
北海道、本州、四国、九州に分布。国外では朝鮮半島、中国、サハリン、シベリア東部、北アメリカなどに分布。県内では美濃地方の春日村で確認記録がある。 |
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減少要因 |
本種はどちらかといえば"里山"的な環境に生育するが、里山の落葉広葉樹林や草地は、かつて燃料材・かやなどの供給源として維持管理されてきた二次林である。しかし、現在では利用価値がなくなったため伐採されたり、現存する林も放置され植生の遷移により林の環境が急激に悪化している。 |
保全対策 |
本種の生育環境となる二次林は、そのまま手をつけずに保全するよりもむしろ除伐や草刈りなど積極的な環境管理が必要である。 |
特記事項 |
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