選定理由 |
大部分の生育地で生育条件が明らかに悪化しつつあり、個体数が大幅に減少している。 |
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形態の特徴 |
高さ10cm程度になる水生の1年草。葉は水中にあり細長く10〜30cm。花は水面上に出て咲くが、花びらは細長く線状で目立たない。花の色は白色。次のヤナギスブタに似ているが葉が根生していて大きく茎がほとんどないことで区別できる。また、種子には楕円形の角がある。 |
生育環境 |
丘陵帯の低地〜丘陵地の農業用水池や湿田に生育。 |
生活史 |
開花時期は8月頃である。 |
分布状況 |
本州、四国、九州、沖縄諸島に分布。国外では東アジアからオーストラリアにかけて分布。県内では飛騨地方の高山市、美濃地方の各務原市、関市などで確認記録がある。 |
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減少要因 |
生育環境となる池沼などの減少。本種の生育環境である低地や丘陵地は、人間の生産活動の活発な場所でもあり、埋め立てなどの改変やため池改修などにより生育場が消失している。 |
保全対策 |
本種の生育する水域については生活排水や農薬などが流入することのないよう配慮したい。また、生育地の改変に際しては、生育個体を一時的に保護して改変後元に戻すような配慮が必要で、本種を含めた水辺の植生帯などの創出にも配慮が望まれる。 |
特記事項 |
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