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北方京水遺跡須恵器壺G

遺跡名

北方京水遺跡

所在地

大垣市北方町

時代

古代

種類

須恵器

出土状況

SK1490

北方京水遺跡壺Gの写真です

 この土器は、一般に「壺G」と呼ばれています。細長い体部に、太くて長い頸部を付し、底に高台が付いていない小型の壺のことをいいます。「壺G」は、駿河国(現在の静岡県藤枝市)の助宗窯、伊豆国(現在の静岡県伊豆の国市)の花坂島橋窯(花坂窯)で作られたことが確実と考えられています。生産地が限られ、出土地は平城京や長岡京といった古代の都や関東地方などで見つかっており、全国的に見ても出土例は少ないです。

この壺が何に使われたのかは、まだはっきり分かっていませんが、これまでに、

・かつおを煮た汁を入れる容器

・兵士や役人が使った水筒

・仏前に花を供えるための花瓶

などの説が出されています。そのため、「壺G」は用途がよく分かっていない謎の多い土器として知られています。

 

 

 北方京水遺跡では、土坑(SK1490)から土師器や灰釉陶器とともに出土しました。底部外面には、成形後にロクロ台から糸で切り離した際に生じる糸切痕が残っています。また、胴部下半の外面にはロクロ目が認められ、捻じれによる皺があることから、やや粗雑な印象を受けます。これらの特徴や共伴した遺物から、8世紀後葉から9世紀前葉のものと考えられます。

 

​口径5.5cm 

器高14.4cm 

底径4.1cm

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