選定理由 |
大部分の生育地で生育条件が明らかに悪化しつつあり、個体数が大幅に減少している。
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形態の特徴 |
高さ50〜70cmになる多年草。花は烏帽子状で長さ3cm程度。色は青紫色。 |
生育環境 |
高山帯の草原や林縁に生育。 |
生活史 |
開花時期は8月頃である。冬には植物体は根の一部を残して枯れてしまう。 |
分布状況 |
日本固有種。本州中部地方の高山帯に限定して分布。県内では飛騨地方の乗鞍岳、御嶽山、美濃地方の恵那山に確認記録がある。 |
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減少要因 |
登山者の踏み荒らしなどによる生育環境の悪化。高山帯のなかでも生育場所はごく限られているが、本種の生育地は登山者の多い地域でもあり、踏み荒らしによる生育環境の悪化が懸念される。 |
保全対策 |
登山道以外の場所に立ち入らないような配慮が望まれる。 |
特記事項 |
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