本文
イブキトリカブト
| イブキトリカブト | AconitumibukienseNakai | 絶滅危惧II類 |
|---|
| 離弁花植物キンポウゲ科 |
| 選定理由 | 大部分の生育地で生育条件が明らかに悪化しつつあり、個体数が大幅に減少している。 |  |
|---|---|---|
| 形態の特徴 | 高さ30〜150cmの多年草。茎はあまり分枝せず直立する。花は大きさ4cm前後の烏帽子状で青紫色。雄しべは毛がなく葉が厚いなどの特徴があるが、トリカブトの仲間は種類が多くまた変異に富んでいるため区別は難しい。 | |
| 生育環境 | 山地帯の草原に生育。 | |
| 生活史 | 開花時期は8月頃である。冬には植物体は根の一部を残して枯れてしまう。 | |
| 分布状況 | 日本固有種。本州の関東地方西部、中部地方の太平洋側に分布。県内では美濃地方の春日村などに確認記録がある。 |  |
| 減少要因 | 本種の分布域は美濃地方の西濃地域に限定されており、もともと生育個体数も少ない。また、石灰岩の露出するカルスト地形などに自生しておりその生育立地自体も限られている。 | |
| 保全対策 | 本種の生育する草原の保全に配慮が望まれる。 | |
| 特記事項 |
