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ブッポウソウ_18663

ブッポウソウ EurystomusorientaliscalonyxSharpe 絶滅危惧II類
(環境省:絶滅危惧II類) ブッポウソウ目ブッポウソウ科
選定理由 大部分の生息地で生息条件が明らかに悪化しつつあり、個体数が大幅に減少している。 写真を拡大表示します
形態の特徴 全長30cm前後のハトよりひと回り小さい鳥。体は青緑色で翼の先端付近に白斑がある。くちばしと足は紅色。
生息環境 丘陵帯〜山地帯の低山地の樹林で繁殖。スギ、ヒノキなどの大木のある針葉樹林に好んで生息。
生態 繁殖のためアジア東部などから渡来する夏鳥。5月頃渡来し9月頃には渡去する。繁殖期(産卵から巣立ちまで)は5〜7月頃。スギ、ヒノキなど針葉樹の多いところを好み、寺社の境内で繁殖する例が多い。樹洞やキツツキ類の古巣でよく営巣するが、構造物のすき間や巣箱を利用することもある。餌は大型の昆虫類。
分布状況 本州、四国、九州、佐渡、対馬で繁殖。国外ではアジア東部からオーストラリアで繁殖。県内では飛騨地方の白川村、宮川村、美濃地方の藤橋村などに確認記録があるが、繁殖地は局地的である。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 繁殖場所となる樹林の減少。樹林で繁殖する種であるが巣を造るような巨木が減少している。
保全対策 巨木のあるような樹林は可能な限り保全することが望ましい。また、営巣地の環境配慮には巣箱の設置も考えられる。
特記事項 美濃市須原の「洲原神社ブッポウソウ繁殖地」は、国指定天然記念物。