選定理由 |
分布域の一部において個体数が減少しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 |
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形態の特徴 |
普通に見られるナミテントウやナナホシテントウより少し大きく、背面に「大」の字型の斑紋を持つ。 |
生息環境 |
本種の生息地はハイマツが自生している高山帯ということ以外の詳しいことはわかっていない。 |
生態 |
ハイマツに寄生するアブラムシを食すると推測されるが、詳しくは不明である。 |
分布状況 |
日本固有種。本州中部地方の高山地と北海道の千島に分布にする。県内では高山市乗鞍岳の畳平で確認記録がある。 |
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減少要因 |
採集例が少ないのでわからないが、生息地が観光地化したのも一因と考えられる。 |
保全対策 |
本種を含め高山帯に生息している昆虫類は観光地化によって影響を受けることが考えられるので、自動車の乗り入れ規制、登山道整備などの対策が必要である。 |
特記事項 |
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参考文献 |
高井泰(1997)ダイモンテントウの岐阜県からの記録.月刊むし、(321):41 |