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ミイロムネビロオオキノコ

ミイロムネビロオオキノコ MicrosternustricolorLewis 準絶滅危惧
  コウチュウ目オオキノコムシ科
選定理由 分布域の一部において個体数が減少しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 写真を拡大表示します
形態の特徴 体長3.5〜5.0mmのオオキノコムシ科甲虫である。上翅は褐色で、黒色と黄色の紋をもつ美しい種である。
生息環境 低地にある自然度の高い照葉樹林に生息している。
生態 成虫は枯木に生じる菌糸類に集まるが、特にネンドタケを好む。
分布状況 国内では本州、四国、九州、対馬に分布する。国外ではインドシナ半島に分布する。県内では岐阜市金華山のみで確認されている。全国的にも少ない種だが、照葉樹林がよく保全されている奈良市春日山原生林では多い。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 本種の生息場所である照葉樹林の減少、照葉樹林の乾燥化が進みキノコの発生が少なくなったのも一因と考えられる。
保全対策 本種の生息場所である自然度の高い低地の照葉樹林の保全が重要である。特に大規模な伐採は避ける。
特記事項  
参考文献 豊島健太郎(2002)岐阜県産オオキノコムシ科甲虫の記録.啓蟄(43):37-41

文責:豊島健太郎