選定理由 |
分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続基盤が脆弱と判断される。 |
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形態の特徴 |
翅の長さ22mm前後の小さなトンボである。体の色は雄はあざやかな水色、雌は黄緑色で腹長は25mm前後である。 |
生息環境 |
山地帯〜亜高山帯下部の山間湿原などに生息する。本州では標高の高い山岳地域の池沼に見られる。生息場所は抽水植物が繁茂した池沼や水湿地である。 |
生態 |
成虫は5月下旬から7月に出現する。羽化直後の若い個体は羽化水域を離れて近くの林地へ移って生活する。 |
分布状況 |
北海道、福井県以北の本州に分布する。国外では中国東北部、北アフリカなどに分布する。県内では飛騨地方の白川村、高山市高根町、美濃地方の郡上市白鳥町などに確認記録がある。 |
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減少要因 |
山間の池沼や湿原の減少による。本種の生息する山間の池沼や湿原は平坦地でもあり改変されやすい。また、湿原周辺の樹林伐採による土砂流入、水源の枯渇や水温上昇などで生息場所の環境が悪化している。 |
保全対策 |
生息環境となる池沼や湿原の保全の配慮が望まれる。その場合、生息場所の環境が悪化しないよう、湿原周辺の樹林も含めて保全するような配慮が必要である。 |
特記事項 |
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参考文献 |
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