形態の特徴 |
翅の長さ15mm前後のトンボである。体の色は雄は水色、雌は黄緑色で雌雄とも背側には黒条がある。腹長は22mm前後である。 |
生息環境 |
丘陵帯の低地〜丘陵地のヨシなど抽水植物が繁茂する池沼や水湿地、水田などに生息する。 |
生態 |
成虫は4月下旬から10月中旬頃に出現し、連結産卵をおこなう。移動性が高いと言われている。 |
分布状況 |
宮城県以南の本州及び四国、九州、南西諸島に分布する。国外では中国などに分布する。県内では美濃地方の羽島市、海津市海津町、笠松町で確認記録がある。近年新しい生息地も確認されている。 |
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減少要因 |
生息環境としてヨシやガマなどの抽水植物が繁茂した水湿地が必要で湿地の中でも環境は限定される。また、人間の生産活動の活発な立地にあり、埋め立てなどにより生息環境そのものが消失している。 |
保全対策 |
低地のヨシ原は可能な限り保全するよう配慮することが望ましい。また、ヨシ原は人工的に造成することも容易であるため、造成が可能な立地については環境創出を図ることも有効である。 |
特記事項 |
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参考文献 |
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