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モリアオガエル群生地(垂井町)
モリアオガエル群生地[もりあおがえるぐんせいち]
分類 | 天然記念物 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 不破郡垂井町宮代笹石子谷地区 |
所有者 | 垂井町 |
指定年月日 | 昭和32年7月9日 |
モリアオガエルは繁殖期になると池畔に張り出した灌木樹枝上に点々と白色泡袋状の卵塊を巧みにうみつけ、孵化後はここから水中に落ちて変態するという習性を持つことで有名である。
垂井町宮代の真禅院の東南約200m、大谷川沿いの道から数10m登った小山の中腹に通称「長池」と呼ばれる溜め池があり古くから本種の生息地として知られている。池の面積約660m2、水深2〜3mで、その名のように南北に長くのびている。この池の湛水量はかなり豊富であり、池の周囲は主としてヒノキが林立し、池畔にはフジ、ササその他の灌木類も生い繁っており本種の生息としてはすべての条件を備えているといえる。繁殖期になると池畔に張り出した灌木の枝々や雑草の葉先にまで白色の卵塊をうみつける。