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老杉神社の社叢
老杉神社の社叢[おいすぎじんじゃのしゃそう]
分類 | 天然記念物 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 大垣市上石津町下山 |
所有者 | 老杉神社 |
指定年月日 | 昭和50年2月12日 |
養老山系の西に源を発する牧田川上流、養老山麓の通称天狗山にこの神社がある。境内面積約1,388m2で祠の後方には2本のスギがある。太い方は根元の幹周囲10.0m、目通り幹周囲7.3m、樹高35m、細い方は根元の幹周囲6.0m、目通り幹周囲4.5m、樹高33mである。又、ツクバネガシ、カヤ、ツバキ、ヒイラギ、イロハカエデなども多くみられる。その他、アラカシ、ヒサカキ、バリバリノキ、ケヤキ、イヌザクラ、ハリギリ、イヌサンショウ、ケンポナシ、シロダモ、ヒノキ、ホオノキなどもみられる。これらの樹木には巨樹も多く、社叢全体がうっそうとして繁り、下草はほとんどみられない。この神社はかつては女人禁制の地であり、樹木を伐採すると崇りがあるといわれており、このために原始林に近い様相を呈している。