本文
出前授業の様子を紹介します その1
今年度もたくさんの学校から依頼をいただき、小学校24校、中学校4校、小中学校1校、高校2校、大学1校の延べ32校で授業を実施しました。社会科の歴史の授業での利用が中心ですが、近年、キャリア教育の授業での需要も増えてきています。今年度の出前授業の様子について、社会科とキャリア教育それぞれの授業を紹介します。
土器の重みから歴史の重みを学びました。
今年度も、縄文時代と弥生時代を扱う授業が人気でした。特に、小学校では歴史学習の導入として、児童の意欲付けを図りたいという要望を多くいただきました。教科書に登場する石器や土器に実際に触れる体験は、歴史学習への興味・関心を引き出すための効果は抜群です。縄文時代の授業では、磨石の滑らかな感触や石鏃の鋭さを直に感じることで、狩猟採集の具体的な方法について理解が深まりました。また、弥生時代の授業では、縄文土器と弥生土器の破片をじっくり観察したり、完形土器を持ち比べたりすることで、技術の進歩や生活様式の変化について考えることができました。

縄文から中世まで、幅広い時代の授業を行いました。
縄文・弥生以外の時代の授業でも、教科書の内容に沿って各時代の特色を学べるよう、古墳に納められた副葬品の須恵器や埴輪、税として都に納めるための土器、中世の貨幣経済を支えた輸入銭、現代に伝わる茶道の道具などを、実際の遺物を教材として持参しました。各時代の土器片を古い順に並べ替える活動や、各種土器の用途について考える活動などを通して、歴史的な事象を身近なものとして捉えることができました。また、遺物の観察以外にも、学校周辺の遺跡地図を確認することで、ふるさとの歴史について関心をもつきっかけが生まれました。

感想
・遺跡は岐阜よりももっと京都の方とかで見つかると思っていた。でも、岐阜でも見つかると知って調べてみたいと感じた。また、土器が進化して使いやすくなったり、軽くなったりしていたから、昔の人の知恵や発想がすごいなあと思った。(小6児童)
・縄文時代と弥生時代という短い期間に、これだけ技術が発達していることに驚きました。大垣市という身近な所に遺跡があるのはすごく嬉しいし、誇らしいです。あんなにきれいに足跡や田んぼが残っているのはすごいです。今も自分のいる近くに遺跡があるかもと思うとわくわくするし緊張します。(小6児童)
・授業のプログラムがよく練られていていると感じました。たくさんの情報量でしたが、とても自然な流れで伝えられてとても分かりやすかったです。視覚資料も充実していました。考えたり体験したりのテンポもよく引き込まれました。子どもたちと一緒に授業を受けていてとても楽しかったです。私も大変勉強になりました。自分たちの住んでいるところも遺跡だという資料や弥生人の足跡からは、一気に歴史を身近に感じたようでした。何度も利用させていただいていますが、職員の皆様の絶え間ないご努力を感じます。(小学校教諭)

