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クロモンマグソコガネ
本文
クロモンマグソコガネ
記事ID:0004644
2015年9月17日更新
環境生活政策課
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クロモンマグソコガネ
Aphodiusvariabilis
Waterhouse
絶滅危惧I類
(環境省:準絶滅危惧)
コウチュウ目コガネムシ科
選定理由
既知の全ての個体群で、個体数が危機的水準にまで減少している。
形態の特徴
体長4.9〜7.3mmの食糞性コガネムシである。上翅は黄褐色で、黒紋を現す。
生息環境
平地から平坦地にかけての森林や河川敷、放牧地などの開けた環境。
生態
成虫は晩秋から早春にかけて発生し、日なたにある牛馬、犬、人糞に集まり産卵する。孵化した幼虫はこの糞を食べて成長する。
分布状況
国内では北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、シベリア、中国など。県内では岐阜市で確認記録がある。
減少要因
放牧地の減少、放牧地での薬剤の使用、自然度の高い草原的環境の減少があげられる。
保全対策
自然度の高い河川性草原を保全することが必要である。
特記事項
参考文献
原色日本甲虫図鑑(II):保育社
文責:豊島健太郎
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