選定理由 |
既知の全ての個体群で、個体数が危機的水準にまで減少している。 |
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形態の特徴 |
体は光沢のない黒色で、上翅基部に黄色の点紋が並ぶ。 |
生息環境 |
飛騨市では河原の放牧地で採集されたが、記録が一例しかなく本来の生息環境は不明である。 |
生態 |
詳細は不明だが、飛騨市では河原に放牧された牛の糞から得られたという。 |
分布状況 |
飛騨市からの記録が全国で唯一の記録である。 |
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減少要因 |
放牧地の減少、人工飼料の普及など、畜産環境の変化と考えられる。 |
保全対策 |
年間を通して牛馬の糞が確保される環境が必要である。 |
特記事項 |
県内の記録が日本唯一の発見例だが、既に50年以上記録がなく、絶滅が危惧される。 |
参考文献 |
鳥飼兵治(1954)飛騨北部の興味ある甲虫No.3.12pp.(自刊). |