選定理由 |
過去に県内に生息したが、過去50年間の間に絶滅したと考えられる。 |
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形態の特徴 |
翅を広げた大きさ25mm前後で、雄の翅表は青藍色で外縁は黒帯がある。雌の翅表は暗褐色で前翅基部に青藍色が現れる。裏面は雌雄とも灰褐色で黒点がある。 |
生息環境 |
かつて県内では長良川などの堤防の草地に生息した。全国的には、草丈の低い河川堤防の他、鉄道脇や海岸の小規模な草地にも発生している場合がある。 |
生態 |
成虫は5〜11月に出現し、地上を低く飛ぶ。幼虫のおもな食草はミヤコグサ(マメ科)で、ウマゴヤシやコマツナギも食する。近畿地方では、シロツメクサからも発生した記録がある。 |
分布状況 |
栃木県以西の本州、四国、九州及び南西諸島に分布する。国外ではアフリカ、アジア南部、オセアニアに分布する。県内では岐阜市、大垣市、羽島市など美濃平野の河川堤防で記録されたが、1982年以降確認されていない。 |
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減少要因 |
河川堤防のコンクリート化、または管理不足による雑草の繁茂が主な原因と考えられるが、生息環境や食草が残っていても原因不明で消えた場合がある。 |
保全対策 |
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特記事項 |
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参考文献 |
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