形態の特徴 |
全長5cm程度で、前鰓蓋管がないことで他の日本産ヨシノボリ属と区別される。体色は褐色でやや不定型な斑紋があり、雄の喉部は橙色になる。 |
生息環境 |
ため池や流れのゆるい泥底の水路に生息する。ため池などから流下した個体が流れのある河川で採集されることがあるが、主たる生息地は止水域である。 |
生態 |
泥底の止水域を好み、春に産卵する。詳しい生態・生活史は不明である。 |
分布状況 |
2005年に報告された東海地方固有種である。当県、愛知県、三重県に分布する。県内では美濃地方の平野部から中山間地に分布する。 |
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減少要因 |
ため池においてはブラックバス類の放流によって壊滅的な影響を受ける。また、湿地の埋立や水田周辺水路の三面コンクリート化も生息地を消失させた可能性がある。 |
保全対策 |
ため池のブラックバス類を駆除することで、個体数の回復が起きた事例があることから、外来魚の駆除が効果的である。湿地や水路については、非灌漑期の水涸れを防ぎ、コンクリート三面護岸を減らし、泥底の緩流部を残すことが必要である。 |
特記事項 |
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参考文献 |
鈴木寿之・坂本勝一(2005)岐阜県と愛知県で採集されたトウカイヨシノボリ(新称).日本生物地理学会会報、60:13-20. |