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冬頭山崎1号古墳須恵器1
遺跡名
冬頭山崎1号古墳
所在地
高山市冬頭町山崎
時代
古墳時代
種類
須恵器
出土状況
1号古墳玄室
玄室内から出土した唯一の遺物です。口縁部は焼成時の熱による変形が見られますが、ほぼ完形で出土しました。底部の内面中央部を指頭によるオサエによってやや窪ませ、外面は丸底となり肩部の下まで続く幅1cm前後の回転ヘラケズリ調整が明瞭に残っています。体部は内彎しながら立ち上がり肩部で内側に屈折させ、頸部に至っています。口縁部は短く内傾して立ち上がった後、端部を内面でわずかに外反させ丸くおさめてあります。体部内面及び体部外面の肩部から上は、丁寧な回転ナデ調整が施されています。回転ヘラケズリから判断されるロクロの回転方向は右です。
口縁部径:8.0cm
体部最大径:14.2cm
器高:9.5cm