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絹本著色聖徳太子像[けんぽんちゃくしょく・しょうとくたいしぞう]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 羽島市足近町直道 |
所有者 | 西方寺 |
指定年月日 | 昭和48年3月16日 |
浄土真宗の開祖親鸞聖人は、聖徳太子を和国の教主として尊信したため、この宗派の寺院の多くは太子の像を安置している。
聖徳太子像には、三尊形式の画像、南無仏像、孝養像及び執笏説相像などがある。太子の像は鎌倉時代に太子信仰が盛んになるにつれ、多く作られ、孝養像が最も多く描かれている。
西方寺に伝来する絹本著色聖徳太子像は、大和絵風に大きく太子の像を描いた孝養像である。鉄線描で賦彩には柔らかさが見える。
この絵画は、賦彩の剥離もなく、保存状態はよい。