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平成19年度アスベスト大気環境測定結果

 アスベストによる大気汚染の現状を把握し、今後の対策の基礎資料とするため、平成19年10月から平成20年3月にかけて、アスベスト除去作業現場周辺におけるアスベスト濃度測定を行い、結果がまとまりましたのでお知らせします。
測定結果は、全国の状況と比較して、問題となる濃度はありませんでした。
飛散性アスベストの除去作業現場で「最大3.2本/リットル」という他の調査結果と比較してやや高い値が検出されましたが、環境省は、全国調査における「最大3.95本/リットル」(アスベスト除去作業現場周辺)という調査結果を含めて、「問題になるレベルではない」としています。

測定場所 濃度【本/リットル】
アスベスト(飛散性)除去作業現場周辺
公共施設 多治見市 0.34本/リットル〜0.57本/リットル
公共施設 美濃市 0.23本/リットル〜0.68本/リットル
事業所 多治見市 0.11本/リットル〜0.34本/リットル
公共施設 関市 0.23本/リットル〜0.45本/リットル
事務所 各務原市 0.34本/リットル〜0.34本/リットル
公共施設 揖斐川町 0.34本/リットル〜3.2本/リットル
アパート 各務原市 0.23本/リットル〜0.34本/リットル
事業所 養老町 0.23本/リットル〜0.34本/リットル
学校 瑞浪市 0.23本/リットル〜0.34本/リットル
工業施設 可児市 0.45本/リットル〜0.68本/リットル

<平成18年度環境省調査(56地点):最大3.95>

<参考>

  • 本表の濃度は、大気中のクリソタイル(白石綿)の濃度を表す。
  • 測定方法は、環境省アスベストモニタリングマニュアル第3版(平成19年5月)による。
  • 原則として各対象施設の東西南北4箇所で4時間測定(1地点当たり4検体)
  • 基準は定められていないが、大気汚染防止法に規定するアスベスト発生施設の敷地境界基準は10本/リットル以下