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芥見町屋遺跡の現地見学会を開催しました

令和6年度芥見町屋遺跡発掘調査現地見学会の報告

現地見学会当日の様子

 11月30日(土曜日)、岐阜市祇園地内にある芥見町屋遺跡において、今年度の発掘調査の現地見学会を実施しました。当日は朝から小雨が降る天候でしたが午後には雨が上がりました。

センター所長挨拶の様子です。
 今年の秋は例年になく暖かく、背後の山も紅葉が盛りです。当日はあいにくの天気でしたが、190名の参加者を得ることができました。

発掘調査成果の説明

 今年度、芥見調査遺跡では、国道事業に関する調査(国事業)と県道事業に関する調査(県事業)を実施しています。国事業の調査は4年目で、弥生時代後期から古墳時代初め頃、飛鳥時代や平安時代の竪穴建物を多数確認しました。見学会では、実際に調査した竪穴建物を示しながら、時代ごとの特徴や過去3年間の調査成果を含めて、わかってきた当時の集落の広がりなどについて説明を行いました。県事業の調査成果は、概報として資料にまとめ、参加者の皆様に配布しました(以下でダウンロードできます)。
センター職員による遺構の説明の様子です。
 写真でわかるように、前日からの雨で、地面に水たまりができています。参加者の方に発掘区内へ入っていただく準備をしていましたが、やむを得ず中止しました。

出土遺物の展示

 今年度出土した弥生時代後期から古墳時代初め頃の土器、古代の須恵器や灰釉陶器、中世の山茶碗などを展示しました。今回は、国事業で昨年度出土した刻書円面硯や、県事業で出土した墨書土器など、文字に関連する貴重な遺物を多く展示しました。
国事業の遺物展示の様子です。
県事業の遺物展示の様子です。
 室内で多くの方に見学いただきました。職員に対して積極的に質問したり、写真撮影したりする姿が見受けられました。

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