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尾崎自治会連合会
「尾崎自治会連合会」へアドバイザーを派遣しました
尾崎自治会連合会は、昭和40年代後半に開発された住宅団地に、戸建て住宅と約2, 400戸の公営賃貸住宅があり、尾崎小学校区の自治会と地域団体が連携して地域コミュニティ活動を実施しています。
地域コミュニティ活動は、住民の高齢化などに伴い、これまでおこなってきた活動が出来なくなくなってきており、特に、地域安全、防犯活動が立ち行かなくなってきているため、地域の安全安心活動を維持する方法、空家等対策についてを学ぶために令和6年11月24日に尾崎中央ふれあい会館にて研修会を開催しました。
「ぎふ地域の絆づくり支援センター」では「岐阜県地域の課題解決応援事業」により、この研修会に講師として、多治見自警団 団長 松島 祥久氏を派遣しました。
講演内容
「自分の企業、家族ことは、自分たちで守る」
<多治見自警団による活動事例>
初めに、VTRを見ながら多治見自警団の活動内容の説明をされた。
多治見自警団は、平成24年度に「安全・安心なまちづくり関係功労者」として内閣総理大臣表彰を受けておられる団体。
活動の内容は、企業及びその周辺地域内定期及び巡回と防犯意識の啓発をおこなっている。
具体的な活動は パトロールのみでなく多岐にわたる。
- 徒歩による夜間巡回パトロール
- 危険箇所改善
- 廃屋・空家調査
- 市内イベント警備
- 飲料水等備蓄
- FMたじみに出演 (団員1名月1回)
- 「ひろた基金」
- 災害時一時避難所提供
- エコストーブ作成
- 地下道清掃、街角ギャラリー などである。
巡回パトロールは、多治見市内の企業が中心におこなっている。
企業や個人の家を結んだ市内の12のルートを、3人1組の9つの班で週3日(月曜日、水曜日、金曜日)歩いて回る。
パト―ロールは、仕事終わりの夜間1時間、移動距離は約4キロとなる。
パトロールカーではなく、歩いて回る点が参考になる。歩いて回ることで、市内の危険個所や空家の調査などの問題点が発見できる。
<パトロールの課題>
- パトロールの支援者について
パトロール支援者の人数確保については、多治見自警団でも地元区長会と連携してお願いしているが、中々増えていかないのが現状である。
その点では尾崎自治会連合会と同様の悩みもある。
多治見自警団が、限られた人数で長期間続けられた秘訣は、ひとり一人の負担を大きくせず、参加者1人が行うパトロールを月1回程度としていることが挙げられる。
- 空家等対策
空家等対策については、「最終的に、空家等対策の推進に関する特別措置法による行政代執行が行われる場合もあるが、まずは、市に情報提供をすることにより、市において所有者等を調査し、適正管理に向けた依頼等の対応ができる場合もある」
と現状解決の糸口についてお話しいただいた。
講演の様子 |
質疑応答の様子 |
講 師 |
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