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三島家住宅[みしまけじゅうたく]附見取図
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 高山市荘川町新淵(荘川の里) |
所有者 | 高山市 |
指定年月日 | 昭和47年12月13日 |
三島家は荘川村の大庄屋で知られた家で、桁行14間、梁間8間という大型で、平面は4間取形式である。建築年代はトコ板裏の墨書によって宝暦13年(1763)であることが知られる。また三島家の記録によってもこれと一致する。なお文政13年(1830)5月に畳再造の墨書とした図板が残っていて、これによると「オエ」から北側の6間と「オエ」から東側の4.5畳2間の計9室が畳敷きとなっている。とこ板裏の墨書にも畳屋の名がみえることからみて接客用の特別の部屋は当初から畳敷きであったものと推察できる。この家は明治11年(1878)4月に大改造を行っていて、その改造前の外観が書き残されている。それによると合掌造の茅葺であるが、現在白川村にみる合掌造とは異なり入母屋式の妻の屋根の中央に窓を設けている。この窓だけでは2階以上の部屋は甚だ暗い。現在は屋根切妻桟瓦葺[きりづまさんかわらぶき]、2階はすべて角材で構成されているが、これは明治11年の改造である。台所、炊事場その他に改造のあとがみられる。