本文
HPVワクチン(キャッチアップ接種)について
HPVワクチンについて知ろう!
【PICK UP】HPVワクチンのキャッチアップ接種は令和7年3月31日まで!
接種は2回または3回、接種を希望するなら今!
□ STEP1:調べてみよう!自分とHPVワクチン
まず、知っておきたいのが「自分はHPVワクチンの接種対象なのか?」ということ。接種対象かどうかで、使える制度や費用が変わります。
下の図から自分はどの接種になるか、調べてみましょう。
◆接種の種類と接種費用
□ STEP2:HPVワクチンについて知ろう!
次に、HPVワクチンとは何か、どんな効果があるのかを知っておきましょう。そして、HPVワクチンについて知った上で、接種するかどうか判断しましょう。もちろん、周りの頼れる大人や家族と相談して決めることも良いことです。
◆なぜなに?HPVワクチン講座
「HPVワクチンって何に効果があるの?」「HPVワクチンってどうやって受けるの?」
そういった様々な疑問にお答えする、HPVワクチン講座!基本的なワクチンの内容について、学んでみましょう。
Q1:HPVワクチンのHPVって何?
HPVワクチンのHPVは、ヒトパピローマウイルスのこと。性的接触のある女性であれば50%以上が一生で一度は感染するとされている、一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭(せんけい)コンジローマ等、
多くの病気の発生にかかわっています。
Q2:HPVワクチンを接種するとどんな効果があるの?
HPVの中には子宮頸がんをおこしやすい種類(型)のものがあり、HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができます。
現在、日本国内で使用できるワクチンは、防ぐことができるHPVの種類によって、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類があります。
Q3:ワクチンを接種した効果はどれくらいあるの?
サーバリックスおよびガーダシルは、子宮頸がんをおこしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50から70%を防ぎます。
シルガード9は、HPV16型と18型に加え、31型、33型、45型、52型、58型の感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80から90%を防ぎます。
Q4:HPVワクチンは何回接種するの?
一定の間隔をあけて、同じワクチンを合計2回または3回接種します。接種するワクチンや年齢によって、接種のタイミングや回数が異なります。
2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)いずれも標準的なスケジュールでは接種完了までに6か月以上かかります。ただし、医師と相談の上、より短いスケジュール(約4か月)で接種完了となる場合もあります。
Q5:HPVワクチンを接種した後、体調に変化があったらどうすればいいの?
県では、HPVワクチンの予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関として、岐阜大学医学部附属病院を選定しております。
接種後に症状が生じた方は、まず、接種医療機関(又は地域の医療機関)へ受診していただき、必要に応じて、岐阜大学医学部附属病院への紹介を受けてください。また、個々の相談者に対してお困りの内容に応じた適切な対応がとれるよう、HPVワクチン
の予防接種後に症状が生じた方に対する相談窓口を設置しています。
○詳細はこちら[岐阜県公式HP:ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種について]
Q6:HPVワクチンの定期接種で健康被害を受けたら何か使える制度はあるの?
予防接種の副反応による健康被害は、極めて稀ですが、不可避的に生ずるものですので、接種に係る過失の有無にかかわらず、予防接種と健康被害との因果関係が認定された方を迅速に救済するため、「予防接種健康被害救済制度」があります。
○詳細はこちら[厚生労働省:予防接種健康被害救済制度について]<外部リンク>
「HPVワクチンのことがもっと知りたい!」と思ったら・・・・・・
◆厚生労働省リーフレット
厚生労働省作成リーフレット(詳細版) [PDFファイル/3.7MB]
厚生労働省作成キャッチアップ接種リーフレット [PDFファイル/1.94MB]
◆参考サイト
○厚生労働省:ヒトパピローマウイルス感染症 子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン<外部リンク>
○岐阜県公式HP:ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種について
□ STEP3:HPVワクチン接種のために動こう!
STEP1、STEP2と学んで、HPVワクチンを接種したいと思ったら、HPVワクチンを接種するために動き始めましょう。標準的なスケジュールでは接種完了には約6か月必要です。医師と相談の上、より短いスケジュール(約4か月)で接種完了できる場合があるので、かかりつけやお近くの医療機関へ相談してみましょう。
また、STEP1で調べたとおり、接種の種類によって接種の手続きが異なりますのでご注意ください。
定期接種、キャッチアップの場合、予防接種の実施主体は自分が住んでいる市町村になります。
まずは住んでいる市町村のホームページを確認しましょう。電話でお問い合わせする場合、下記の窓口へご連絡ください。
〇県内の各市町村の窓口はこちら [PDFファイル/1.01MB]
任意接種の場合は、かかりつけやお近くの医療機関に相談しましょう。
[特集]キャッチアップ接種について
キャッチアップ接種って何のことか、ご存じですか?実は今、HPVワクチンの積極的勧奨が差控えられている間に定期接種としての接種機会を逃してしまった方に対し、従来の定期接種の対象年齢を超えて接種の機会を提供する、キャッチアップ接種が行われています。
対象は、平成9(1997)年度から平成19(2007)年度生まれ(誕生日が1997年4月2日から2008年4月1日)の女性で、過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない方です。ただし、キャッチアップ接種は、令和7年3月31日に終了となります。HPVワクチンは標準的なスケジュールでは接種完了までに約6か月かかりますが、医師と相談の上、より短いスケジュール(約4か月)で接種完了できる場合があります。全額公費で接種を希望する場合、遅くても11月末までに接種を開始しましょう。
また、3回接種が完了していなくても、令和7年3月31日までに接種した分については公費負担となるため、接種費用はかかりません。接種する場合は無理をせず、体調のよい時に接種を受けましょう。