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護国之寺宝篋印塔[ごこくしじほうきょういんとう]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 岐阜市長良雄総 |
所有者 | 護国之寺 |
指定年月日 | 昭和57年5月14日 |
雄総山護国之寺は、天平時代に創建されたと伝えている古刹である。
この塔は、自然石の上面を平らにした台石上に置かれ、基礎・台座・塔身・笠・相輪の五石からなる。銘文から、この塔が願主の近縁者供養のために建立されたことが伺える。台座や塔身の高さと幅との比率や笠の構造、また方立ての型式や外傾の度合などから、銘文の嘉元2年(1304)、14世紀初めごろの建立とみられる。
美濃地方に現存する在銘の宝篋印塔としては、最も古いもののひとつであり、また大型の塔として、その保存状態も比較的良好で、貴重なものである。