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木造薬師如来坐像[もくぞうやくしにょらいざぞう]
木造薬師如来坐像[もくぞうやくしにょらいざぞう]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 大垣市 |
所有者 | 慈応寺 |
指定年月日 | 令和6年3月22日 |
本像はカヤ材、一木造の像高86.8cmの薬師如来坐像である。量感に富み、横からの厚みや正面の三道から両胸にかけて肉づきが強調されている。森厳で重々しい面相で、衲衣には彫りの深い翻波(ほんぱ)式衣文、左胸前に渦文、右肩にかかる布には茶杓文が刻まれている。平安時代前期の仏像の特徴を有しており、9世紀後半頃の製作と推測される。