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瑞穂市自治会連合会
瑞穂市自治会連合会へ岐阜県コミュニティ診断士を派遣しました
瑞穂市の人口は増加している一方で、自治会加入率は低下し続けています。また、新型コロナウイルスによる地域活動の制限は、地域コミュニティの希薄化をさらに加速させました。しかし、令和5年度に入り、地域活動の見直しが進み、例年とは違った形式で夏祭りや運動会が実施されるなど、地域活動を徐々に復活させています。そこで、瑞穂市自治会連合会は、各自治会で懸命に取り組んでいる事例や課題を共有し、地域コミュニティの役割、自治会や校区活動の意味や在り方を考える機会となるよう事業報告会とKJ法を使ったワークショップを令和5年12月16日(土曜日)に行いました。当日は自治会長や校区の役員など67名の参加がありました。
「ぎふ地域の絆づくり支援センター」では、「岐阜県地域の課題解決応援事業」により、ファシリテーターとして、岐阜県コミュニティ診断士6名を派遣しました。
※岐阜県コミュニティ診断士とは
地域の現状を把握して課題を抽出したり、その解決・改善に取り組み、地域コミュニティの再生・活性化を推進するコミュニティの専門家です。
ワークショップ
テーマについては、自治会運営の中で特に課題となっている以下3つを設定した。参加者が事前に希望したテーマのテーブルに分かれて話し合いを行った。
【テーマ】
1:自治会加入率の低下について
2:役員のなり手不足について
3:ゴミステーションの管理について
各テーブルでは、リラックスした雰囲気の中、活発な意見交換を行うことができた。困っていることを具体的に付箋に書いて可視化し、模造紙に貼り、似たものや繋がるものをグループ化してまとめ、解決策を話し合った。最後は、各グループで出た意見をまとめ、クループごとに発表し、参加者全員で意見を共有した。
実施後のアンケートでは、「話し合いの方法を地域に持ち帰り、地域でも実施できたらよい。」、「ワークショップの雰囲気が良く、とても意見が言いやすかった。」、「普段あまり知ることのできない他自治会の取組みについて知ることができてよかった。」などの意見があった。
今回ワークショップで使用した KJ法は
・日頃感じていることを改めて具体的に書いて頂くことで課題の本質が見えやすくなる
・周りと共有することで新しいアイデアを生み出しやすくなる
・情報の共有や認識合わせが行いやすくなる
・少数意見を活用しやすくなる
というメリットがある。
今後の取り組み
参加者から「話し合いの時間が足りなかった。」「議論の時間がもっとあった方がよいのでは?」という意見もありました。様々な意見を出し合うことによって、実情を把握し、話合いを継続することでより深い活動に結び付きつきます。瑞穂市自治会連合会は、今後も実施方法を検討し、活動に繋げていく予定です。