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垂井の泉
垂井の泉(たるいのいずみ)
この泉は、県指定の天然記念物である大ケヤキの根本から湧出し、「垂井」の地名の起こりとされています。「続日本記」天平12年(740)12月条に見える、美濃行幸中の聖武天皇が立ち寄った「曳常泉」もこの場所と考えており古くからの由緒があります。近隣の住民たちに親しまれる泉であっただけでなく、歌枕としても知られ、はやく藤原隆経は「昔見したる井の水はかはらねどうつれる影ぞ年をへにける」(「詞花集」)と詠んでいます。のちには泉のほとりに「葱白く洗いあげたる寒さかな」という芭蕉の句碑が建てられました。
このように、垂井の泉は、古くから多くの人々に、天下の名泉として親しまれています。
名水所在地
不破郡垂井町垂井<外部リンク>
問い合わせ先(担当課)
タルイピアセンター
電話番号:0584-23-3746
FAX:0584-23-3745
交通アクセス
JR垂井駅から徒歩5分