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高畑遺跡
高畑遺跡(たかばた)
所在地
揖斐郡池田町片山高畑(いびぐんいけだちょうかたやまたかばた)
地図<外部リンク>
時代
弥生時代、奈良時代、中世
古代の寺院跡
発掘状況
高畑遺跡は、金地谷(かねじだに)・井振谷(いぶりだに)によってつくられた扇状地に立地しています。多くの瓦や浄瓶(じょうへい)・硯(すずり)などが出土し、奈良時代の寺院跡と考えられます。調査範囲内から、金堂(こんどう)・講堂(こうどう)・塔の跡は確認されていませんが、寺院を取りまく築地塀(ついじべい)跡が見つかりました。
セットで出土した土師器
高坏・器台・壺・甕(かめ)が、2m×1mの範囲から集中して出土しました。遺物の残りがよく、まつりに使われたものかもしれません。
倒壊した築地塀
築地塀に葺かれた丸瓦・平瓦が溝の中に落ち込んだ状態で出土しました。重なっている丸瓦は葺かれた状態のまま倒壊したことを物語っています。