本文
野笹遺跡
所在地
美濃加茂市野笹町(みのかもしのざさちょう)・美濃加茂市御門町(みのかもしみかどちょう)
地図<外部リンク>
時代
縄文時代から中世
野笹遺跡全景とカマドを持つ住居(右下)
発掘状況
カマドを持つ古代の竪穴(たてあな)住居跡や、溝などが見つかりました。住みやすい土地であったらしく縄文時代から現代に至るまでの多くの遺物が出土しました。
北側の中央におかれたカマドは、砂岩を組んだ後に土をかぶせてつくったと考えられます。土師器(はじき)や須恵器(すえき)が出土しました。
自然流路を利用した堰(せき)を伴ともなう鎌倉時代の溝跡と、室町時代の溝跡が見つかりました。縄文時代から室町時代にかけての様々な遺物が出土しています。
中世の溝からは山茶碗などが出土しました。
溝跡からは、導水(どうすい)のための堰が見つかりました。川原石を2列にわたって、上下2段に積んでいます。
赤池4号古墳
川原の丸石を使った横穴式石室の中から須恵器の高坏や平瓶(へいへい)などが、置かれたままの状態で出土しました。