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第12号(令和5年3月号)
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岐阜県の家庭教育支援メールマガジン 第12号(令和5年3月15日)
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少しずつ暖かくなり春らしさが感じられる頃となりましたが、
家庭教育支援関係者の皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
岐阜県の家庭教育支援の充実に向けて、各市町村の取組を紹介するメールマガジン。
本号では、今年度、新たに登録された岐阜県瑞穂市の家庭教育支援チームや、
岐阜県子ども調査について紹介します。
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1 今年度、新たに登録された家庭教育支援チームはどんなチーム?(岐阜県)
2 岐阜県子ども調査結果(岐阜県健康福祉部子ども・女性局子ども家庭課)
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1 今年度登録された家庭教育支援チーム(岐阜県瑞穂市)
〇瑞穂市家庭教育支援チーム(NPO法人 キッズスクエア 瑞穂)
【支援チームのホームページ http://kidssq.org/】
☆「キッズスクエア 瑞穂」は、どんな団体?
瑞穂市を拠点に、子育て支援と子どもの体験活動を企画・実施しているNPO法人です。
もっとみんなで遊ぼう!楽しもう!しゃべろう!学ぼう!作ろう!そして、…もっとみんなで子育てしよう!自然や人と関わる体験・わくわくする舞台との出会い。そんな活動をしています。
☆メンバーは?
元教員2人、保育士10人、助産師1人、子育て支援員8人の21人で活動しています。
☆具体的にはどんな活動を?
<子育て支援>
・小規模保育所「まめっこ保育園」運営
瑞穂市で初めての認可小規模保育所。
民家をリフォームした、まるでひとつのおうちのような場所で、
少人数のゆったりした温かい保育をおこなっています。
・まるっと
0歳、1歳、2歳児の親子の居場所。
親子で外遊びや、託児付きの講座、お子さんの預かりもしています。
・りんくる
発達がゆっくりなお子さんを持つ親のおしゃべり会。休日には親子で体験活動もします。
・託児つき講座「こっこクラブ」
ヨガ、ズンバ、クッキングなど
・アレルギーサークル あおぞら
食物アレルギーに関する情報交換の場を作り、講演会や試食会などの企画もします。
・瑞穂市・本巣市ファミリー・サポート・センター事業
保育所・学童等のお子さんの送迎や預かりなど
子育て真っ最中の家庭の“困った”を提供会員がサポートする有償の相互援助活動をしています。
・みつばち基金による、ファミサポ利用料補助
生活困窮・養育困難な家庭への支援をしています。
・子育て講演会・学習会
「子育てのお話」「いのちの講座(性教育)」「発達障がいを学ぶ講座」
「アレルギー学習会」などをしています。
・キッズパーク
子育て世代のほっとスペースとして、リフレッシュサポート、
おしゃべり会、子育て相談などをしています。
<子どもの体験>
・親子で楽しめるプロの生の舞台(演劇・人形劇・コンサート・落語など)実施
・親子体験活動 (ハイキング・ダンボール遊びなど)
・TEENS スクエア(10 代の子ども達が集う活動)
・中学生の保育体験授業(市内3中学との連携)
<その他>
・大学生の実習受け入れ(保育実習・看護科の実習 など)
・児童虐待防止オレンジリボン啓発活動
・フードバンク事業
☆これまでの実績
中学生の保育体験授業は、15 年以上続けて行っています。
年間のべ1000人の乳幼児を中学生が保育しています。
保育されていた子が中学生になって預かる側になったり、
中学生時代に保育を体験した子が親になって、
母校の授業にお子さんを預けに来たりと、循環が始まっています。(コロナで現在は休止している)
子育てに関わる活動を幅広く行い、
これまでの子育て支援事業・子どもの体験活動等が認められて、
令和2 年度内閣府特命担当大臣表彰【子育て・家族支援部門】を受賞しました。
「キッズスクエア 瑞穂」の家庭教育支援チームは、
子育て世代の支援から、これから大人となり自立していく子どもたちの支援まで、
様々なアプローチで多くの人を支える活動をしています。
そうした支援によって、支援をされた側が、支援をする側にまわる温かい循環も生まれています。地域のNPOとの連携は、家庭教育支援を大きく前進させることにもつながります。
まずは、皆様の地域の団体へ足を運んでみたり、連携を考えたりしませんか。
2 岐阜県子ども調査結果(岐阜県健康福祉部子ども・女性局子ども家庭課)
岐阜県に住む子どもを取り巻く環境が、子どもの日々の生活などにどのように影響しているのかを調べ、その結果を県の施策に反映することを目的として実施されました。子どもには、学校生活、習い事、食生活、自分や家族についてなど、保護者には、世帯構成、就労状況、子どもとのかかわり方、現在の暮らしなどの質問項目がありました。
【岐阜県「子ども調査」報告書 /uploaded/attachment/143126.pdf】
【調査結果概要版 /uploaded/attachment/143125.pdf】
子どもの自由記述には、家庭について、以下の回答がありました。
・自分の部屋や、おこづかいがほしいです。
・怒らないでほしい。
・母子家庭でも塾に行きたい。
・あまり子どもに対して期待をし過ぎないでほしい。
・ほとんど親が進路や将来のことを決めている気がします。
保護者の自由記述には、健康状態について、以下の回答がありました。
・イライラする時があり、あたりに怒りをぶつけてしまうことがあります。
・全ての家事をこなし、子どものことで日々疲れ切っています。ノイローゼになりそう。
・今どきの親に対して「やるべき」と思われていることが多すぎて嫌になる。
・趣味を持つような時間がなく、いつもやることに追われていると思う。
・実際に子育てをして、こんなに子育ては疲れるものかと思った。
子どもや保護者がどんな思いをもち、どんな状況にあるのかを知ることは、地域における家庭教育支援を考える参考になります。今、皆様の地域にはどんな家庭教育支援が必要なのか、どんな支援が期待されているのか、様々な調査結果を参考に、皆様と考えていきたいと思います。子どもたちの健やかな成長のために、岐阜県の家庭教育支援を共に進めましょう。
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ご意見・ご感想はこちらまでお願いします。
Email:c11260@pref.gifu.lg.jp Tel:058-272-8752(直通)
発行者:岐阜県環境生活部環境生活政策課 生涯学習係
発 行:随時発行
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