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定例会3月11日
定例会議の開催概要
令和2年3月11日定例会
令和2年3月11日に開催された定例会議の開催内容は次のとおりです。
<岐阜県警察から報告・説明があった事項>
林委員長は、「本日3月11日で、東日本大震災から9年が経過いたしました。震災により犠牲となられた方々に対し哀悼の意を表するため、発災時刻の午後2時46分に1分間の黙祷を行いますのでよろしくお願い致します。」旨述べた。
1 令和元年度総合監察の実施結果について
首席監察官は、令和元年度総合監察の実施結果について、「県警察による令和元年度総合監察を県下22警察署と警察本部の5執行隊を対象に実施した。監察項目は、服務、総警務、生活安全、地域、刑事、交通、警備について実施し、結果は概ね良好であった。本年度は、所属の実態に応じて『重点監察項目』を定めて適宜実施し、各種非違事案の防止及び執行力強化に努めた。今後は、業務の実態や仕組み上の問題点の把握と改善に向けた指導に主眼を置き、職員への応問や検討会、各種訓練を積極的に取り入れた手法で実施していく。」と報告した。
この報告に関し、古田委員は、人材採用・育成業務について質問をした。
2 警察庁等による令和元年度第3四半期監察結果について
首席監察官は、警察庁等による令和元年度第3四半期監察結果について、「警察庁による監察は9所属が受監し、中部管区警察局による監察は2所属が受監したが、いずれも改善を要する事項はなく、良好な受監結果であった。今後も、県内及び全国の非違事案発生状況等を分析し、発生リスクの高い分野を重点的、継続的に対策を講じることで各種非違事案の防止に努めていく。」と報告した。
この報告に関し、林委員長は、過去の監察指摘事項について質問した。
3 令和元年中の少年非行の概況について
生活安全部長から、令和元年中の少年非行の概況について、「昨年の非行少年の人員は484人で、前年比75人の増加となった。特徴として、刑法犯少年は前年より49人増加したが、4年連続500人を下回り、全刑法犯検挙・補導人員に占める少年の割合は12.6パーセント、刑法犯少年の再犯者率は高止まりで26.3パーセント、インターネットを介した児童ポルノ関連非行が24人で、前年比8人の大幅な増加となった。昨年の主な取組は、児童の性的被害に係る事犯を重点とした取締り、注意喚起メッセージの送信等による福祉犯の取締り及び被害未然防止活動、MSリーダース活動の支援等による中・高校生の規範意識啓発施策、農業体験等による少年の立ち直り支援及び居場所づくり活動であった。今年も、情報モラル向上のための効果の高い広報・啓発活動や少年警察ボランティアや関係機関等との連携を強化しつつ、福祉犯の取締り及び被害未然防止活動や少年補導活動等を充実させ、少年の健全育成に努めていく。」と報告した。
この報告に関し、矢橋委員は、「引き続き、インターネット犯罪に関する広報・啓発活動及びサイバーパトロールの強化をお願いいたします。」旨述べた。
4 令和元年中における機動隊の活動状況について
警備部長から、令和元年中における機動隊の活動状況について、「昨年の機動隊の活動は、平成30年と比較して、災害救助を除くすべての種別で出動が増加した。その要因は、G20大阪サミット・即位の礼に伴う特別派遣のほか、機動隊が警察署への支援に自ら積極的に関わった結果であると考える。また、テロ対策部隊において他機関等との合同訓練を実施し、有事に即応出来るよう練度を高めた。今後も、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた専門部隊の対処能力向上を図るため実戦的訓練を実施するとともに、女性機動隊員の知識・技能の向上と効果的な運用を図っていきたい。」と報告した。
この報告に関し、矢橋委員は、「災害等はいつ発生するか分からないので、災害救助等の訓練を平生から続けていただきたいと思います。」旨述べた。
<決裁等>
公安委員会に属する事務等について20件を決裁した。