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学校保健統計調査結果2006
学校保健統計調査結果(平成18年度、確報値)
国の確報値が公表されたことに伴い、当結果を確報値の数値に差し替えました。(平成19年4月20日差し替え)
統計表のダウンロード(エクセルファイル)
表1年齢別身長・体重・座高の平均値及び標準偏差[Excelファイル/31KB]
表2年齢別疾病・異常被患率等[Excelファイル/156KB]
表3〜5年齢別平均身長・体重・座高の推移[Excelファイル/51KB]
表6、7肥満傾向児、痩身傾向児の出現率[Excelファイル/25KB]
1発育状態
(1)身長・体重・座高の県平均値
平成18年度の児童等の身長・体重・座高の年齢別県平均値は、表−1のとおりである。
男女を比較すると、身長では10・11歳、体重では11歳で女子が男子を上回っている。この年齢を過ぎると男子が女子を大きく上回り、17歳でその差は最も大きく(身長差13.5cm、体重差9.8kg)なっている。
(表−1、図−1)
表−1身長・体重・座高の年齢別県平均値
図−1身長・体重の年齢別県平均値
(2)30年前(昭和51年度)の親世代との比較
平成18年度の児童等の県平均値を30年前(昭和51年度)の親世代と比較すると、身長・体重はすべての年齢で親世代を上回った。
また、親世代との差が最も大きいのは、身長では男子・女子ともに11歳(男子4.0cm、女子2.6cm)、体重では男子が12歳(5.0kg)、女子は11歳(3.3kg)となった。
身長に占める足の長さ(身長から座高を引いたもの)の割合を比較すると、男子・女子ともに5歳で最も大きく親世代を上回った。
(表−2・3、図−2)
表−2身長・体重・座高の県平均値(30年前の親世代との比較)
(注)黄色部分は、差が最大の数値を示す。
図−2身長・体重(県平均値)の30年前の親世代との差
表−3身長に占める足の長さの割合(30年前の親世代との比較)
注意)身長に占める足の長さの割合=(身長−座高)/身長×100
(3)全国比較
身長は、男子が5・7・8・11・17歳、女子は14歳で全国平均を上回った。
体重は、男子の5・8歳を除いて全国平均を下回り、特に高等学校では、男子・女子ともに1kg以上全国平均を下回った。
(表−4、図−3)
図−3身長・体重(県平均値)の全国平均との差
表−4身長・体重・座高の全国平均との比較
(注)黄色部分は、差が最大の数値を示す。
表−5 17歳男女の身長・体重・座高の全国順位
2健康状態
(1)疾病・異常の被患率等
平成18年度の児童等の疾病・異常の被患率は、いずれの学校段階においても「むし歯(う歯)」が最も高い。
「むし歯」の割合を年齢別にみると、17歳が76.3%と最も高くなっている。また、むし歯の処置完了者の割合は、9歳以上の年齢で未処置歯のある者の割合を上回っている。(表−6、図−4)
表−6主な疾病・異常被患率
注意)裸眼視力の幼稚園・高等学校については、サンプル数が少ないため公表しない。
図−4年齢別むし歯(う歯)の者の割合等
(2)全国比較
疾病・異常の被患率の最も高い「むし歯(う歯)」について全国と比較すると、幼稚園は3.5ポイント、高等学校は2.1ポイント全国平均を上回り、小学校では0.5ポイント、中学校では4.1ポイント全国平均を下回った。
また、平成18年度から調査項目に加わった「アトピー性皮膚炎」の被患率では、幼稚園が1.1ポイント、中学校が0.4ポイント、高等学校が0.5ポイント全国平均を上回った。
一方、「ぜん息」の被患率は、幼稚園が0.1ポイント、小学校が1.5ポイント、中学校が1.2ポイント、高等学校が0.5ポイントといずれの学校段階においても全国平均を下回った。(表−7、図−5)
図−5むし歯(う歯)・アトピー性皮膚炎・ぜん息被患率の全国平均との比較
表−7主な疾病・異常の被患率(全国平均との比較)
3肥満傾向児及び痩身傾向児の出現率
肥満傾向児の出現率は、12歳で10.3%と最も高くなっている。全国平均と比較すると、すべての年齢で全国平均を下回った。
痩身傾向児の出現率は、13歳で3.5%と最も高くなっている。全国平均と比較すると、5・7・11・12・13・16・17歳で全国平均を上回った。(図−6)
図−6肥満傾向児及び痩身傾向児の出現率
注意)肥満傾向児:性別・年齢別に身長別標準体重から肥満度を求め、この肥満度が20%以上の者
肥満度=(実測体重−身長別標準体重)/身長別標準体重×100(%)
注意)痩身傾向児:性別・年齢別に身長別標準体重から肥満度を求め、この肥満度が-20%以下の者
肥満度=(実測体重−身長別標準体重)/身長別標準体重×100(%)